「心理面が事故に及ぼす影響編」
事故と心理面の関係とは 2009/12/05
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「心理面が事故に及ぼす影響編」 Vol.6-2 2009/12/5
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~事故と心理面の関係とは~
今日は事故の引き金となる心理面の“働き”についてお話します。
ドライブレコーダーの映像を見ていると
「この事故は何で起こったのだろう?」という事例をよく見かけます。
以前のドライブレコーダーは、事故の前後20秒しか記録出来ないとか、
音声の記録が無かったため、事故に至るまでのプロセスは解明されない ままでした。
ところがあんしんminiのような常時記録型ドライブレコーダーの登場により、
事故が起こるまでの運転状況から一部始終を見ることが出来るようになりました。
ここで、記録された映像例から説明をします。
まず次の写真をご覧下さい。
(参考写真1)
ごく普通の信号待ちの風景です。
信号が青に変わり交差点に進入し、右折を始めました。
この時、前方から二輪車が直進してきました。
(参考写真2)
道路は直線、見晴らし良好、天気は晴れで視界は申し分ありません。
誰が考えても直進二輪車の通過後に右折するのが普通です。
ところが次の写真をご覧下さい。
(参考写真3)
二輪車が目前に迫って来ているにも関わらず右折を続けています。
この状態でも、運転手は二輪車の接近に気がついていないのです。
次の瞬間、二輪車二台は止まりきれずに車両の左側面に衝突しました。
ガシャッという音を聞いて初めてこの運転手はアーと叫び声を上げました。
衝突するまで全く二輪車の存在に気がついていなかったのです。
そんなバカなことは無いだろう?と皆さんも思いませんか?
でも実際に起きた事故なのです。
この事例はタクシーですが、実はこの運転手には事故発生の40秒前から
ある精神的プレッシャーがかかっていたのです。
その精神的プレッシャーがこの事故を誘発したのです。
精神的プレッシャーの内容については明日、お伝えします。
Vol.6-2 end
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