わき見運転による事故の怖さ | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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「身近に潜む危険シリーズ3 わき見事故編」

わき見運転による事故の怖さ 2010/01/29

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「身近に潜む危険シリーズ3 わき見事故編」
                  Vol.11-1 2010/1/29
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~ わき見運転による事故の怖さ ~

わき見事故についてお話しする前に、ちょっと質問です。

みなさんは悲惨な交通事故を減らす方法として何が有効だと思いますか?

一番の方法は、“車に乗らないこと”です。

しかし、これは余りにも非現実的で実現は不可能です。

私が有効だと思うことは、歩行者と車両を分離する“歩者分離”の考え方です。

歩道があれば、歩行者と車が接触することは極力、避けられます。

交差点では全赤を採用して歩行者が横断している時は、
車両が交差点の中に入らなければ交差点内の接触事故はなくなります。

車両同士の場合、交通量の多い幹線道路の交差点では、
直進車と右折車が同時に交差点に入らないようにする、矢印信号を採用すれば
右直(直進車両と右折車)は無くなるはずです。

もちろん、全ての道路が理想の道路になることは不可能ですが、
それでも少しずつですが改善工事が行われ、事故が減少しています。

さて、前置きはこの辺にして、今週のテーマのわき見運転について
説明をさせていただきます。

わき見運転による事故は、軽微な追突イメージを連想されませんか?

私は以前、わき見運転が引き起こしたとても悲惨な事故を
現場でレポートしたことがあります。

覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、2006年9月、埼玉県の
保育園児の列にわき見運転の車両が飛び込み、4人が死亡、17人が重軽症を
負った事故です。

事故の原因は運転手が助手席のカセットを取ろうとした
“わき見運転”とのことでした。

ほんちょっとした心のスキが、わき見運転を誘発し、
取り返しのつかない結果を招いたものです。

 ドライブレコーダーが捕らえたわき見運転の事例を明日、お伝えします。

 

                       Vol.11-1 end

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