車の普及台数 | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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協力-株式会社日本交通事故鑑識研究所

「ドライブレコーダーから学ぶ交通安全その7 “導流帯編”」

車の普及台数 2010/09/03

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「ドライブレコーダーから学ぶ交通安全その7 “導流帯編”」
                     Vol.38-1 2010/9/3
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~ 車の普及台数 ~

新聞に目を通していたら、気になる見出しを見つけました。

財団法人 自動車検査登録情報協会の発表による、
平成22年3月末における都道府県別の自家用乗用車普及台数に関する
報告書です。

資料1(pdf):自家用乗用車の世帯当たり普及台数

日本で一番、世帯当たりの登録台数が高い、つまり普及している県は
何処だと思いますか?

筆者は、関東に在住しているせいか、群馬県が浮かびました。

みなさんはどうですか?

資料によると、日本一は、福井県の世帯当たり1.749台です。

続いて、富山県の1.716台、群馬県の1.670台です。

ちなみに、世帯当たりの登録台数が低いところは何処でしょうか?

これも何となく、傾向がお分かり頂けると思います。

大都市とその近郊となります。

45位が神奈川県の0.762台、46位が大阪府の0.683台、
そして最下位が東京都の0.490台です。

全国平均値では1.080台と一世帯に1台となりますが、
実際には地域間格差が増大しているのです。

都市部における普及台数の減少は顕著です。

原因として考えられるのは、20代の若者の車離れが上げられます。

20代で車を所有したいと考える人は10人に1人程度と言われています。

免許証は所有していても、車は所有しない若者がどんどん増えているのです。

都市部では公共交通機関(電車、バス、タクシー等)を利用したほうが、
はるかに安く確実に移動できるから、自分で車を持つ必要がないという答えが
圧倒的です。

もしも車が必要な時はレンタカーを利用するという声も耳にします。

更に、都市部では駐車場料金がバカにならないという理由もあります。

都心では、車で出かけると駐車料金がすぐに千円、二千円と
かかってしまいます。

また、駐車場を借りれば月に二万円、三万円とかかり、
車両のローンと合わせるとガソリン代が出ないということになり、
車両は持たない、手放すと言う結果が東京都の0.490台を物語っています。

スーパーカー世代に育った者としては、車は友達でした。

現在の若者の友達はゲーム機なのでしょうか?

今週は、先週の進路変更の続きとして、“導流帯”についてお伝えします。

詳しい内容は明日お伝えします。

明日もお楽しみに!

                       Vol.38-1 end

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