雪道での事故 ケース3 | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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「雪道での事故 その2」

雪道での事故 ケース3 2010/11/27

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「雪道での事故 その2」
                      Vol.48-2 2010/11/27
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~ 雪道での事故 ケース3 ~

前回のワンポイントアドバイスの中で、ドライバーも歩行者も
交差点では気をつけましょうとお伝えしました。

そうは言っても、雪道を運転されないドライバーのみなさんは、
あまり実感が沸かないのではないでしょうか?

こんな時に事故を疑似体験できるのがドライブレコーダーの映像です。

今回は、雪道の交差点の実例映像をご用意いたしました。

前回のアドバイス“いつでも止まれる速度で運転すること!”を
思い出しながらご覧ください。

前回もご覧いただいた通り、雪道の交差点は何でもありです。

何が起こっても不思議ではありません!

雪道の運転に正解はありませんが、とにかく一つ言えることは
止まれるスピードで走ることです!

映像1(自損事故)

交差点を右折しようとする車両が信号変わりのため
無理に交差点に進入しようとした事例です。

速度が出ているためハンドルを切ってもフロントが曲がっていかずに
右45度方向に進み、雪山に突っ込んでいます。

映像2(スリップ事故)

この事例は交差点をポイントに道路が右に曲がっています。

先ほどの例と同じで速度が出ているため、ちょっとした操作ミスでも
横滑りを起こしてしまうという事例です。

いずれの事例も、雪山やガードレールが無ければそのまま歩道に
乗り上げてしまい、歩行者を巻き添えにする可能性を秘めた事故と言えます。

次の画像をご覧下さい。

映像3(もらい事故)

この映像は正直、かなり複雑な思いがあります。

交差点がいかに危険な場所なのかを改めて実感させてくれる映像です。

典型的なもらい事故であり、避けがたいものです。

本来、雪道とは事故のリスクと向かい合って走行していることを
忘れてはいけません。

本日のワンポイントアドバイスです。

“雪道を走行する前には基本的な点検が重要!”

タイヤチェーン等の滑り止めの点検はもちろん、ウインドウォッシャー液の
補充、濃度の確認といった基本的な点検が重要となります。

特にウインドウォッシャーは視界確保の鍵となります。

いざという時の液切れは、即事故の引き金となりかねません。

備えあれば憂いなしです。

冬の雪道は用心に用心を重ねる運転が大切です。

雪道走行の実例は今日で終わりにして、明日は雪道対策について送りします。

それではまた明日をお楽しみに!

                       Vol.48-2 end

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