「車の機能シリーズ11 特別編」
EVカーの未来は? 2010/06/25
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「車の機能シリーズ11 特別編」
Vol.31-1 2010/6/25
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~ EVカーの未来は? ~
このところ、余り明るい話題が無かった日本ですが、
久々に手放しで喜べることがありました。
ワールドカップの初戦で日本がカメルーンに競り勝ったことです。
(※当メールマガジンは6月18日に書いております)
本番寸前の練習試合では、チームが崩壊寸前でどうなることかと思いましたが、
いざ蓋を開けてみるとビックリという言葉が一番当てはまったのではないでしょうか?
恐らく、一番驚いたのは監督ではないでしょうか?
試合前のインタビューで1:0か2:1で勝つと宣言し、
正にそのとおりの結果となりました。
この試合に限って言えば、選手それぞれが自分のポジションを忠実にこなし、
最後のホイッスルがなるまでその姿勢を崩さなかったことが
勝敗を分けた感じがします。
この調子で更に頑張ってもらいたいものです。
もう一つは、2003年に地球を飛び立った小惑星探査衛星ハヤブサが
実に7年の宇宙飛行を終え、惑星のサンプルを持ち帰って帰還したという快挙です。
宇宙と言えばどうしても、米ロの二大大国の名前が浮かんできますが、
そこに日本の名前が突如としてクローズアップされたのです。
数々のトラブルに見舞われたハヤブサが地球に帰還したことは、
アポロ13号が地球に帰還できたこと以上の奇跡に近いものでは無いでしょうか?
有人飛行の宇宙船と、無人の惑星探査衛星を比べること事態、意味が無いと
言われてしまえばそれまでですが、特筆すべきはハヤブサの推進装置です。
イオンエンジンと呼ばれる推進装置の名前を始めて聞かれた方も
多いのではないでしょうか?
調べてみると、ハヤブサ以前に
SERT I (NASA)1964年7月20日打ち上げ、
SERT II (NASA)1970年2月3日打ち上げ、
きく4号 (ETS-III) (NASDA) 1982年(昭和57年)9月3日打ち上げ、
きく6号 (ETS-VI) (NASDA)1994年(平成6年)8月28日打ち上げ、
かけはし (COMETS) (NASDA)1998年(平成10年)2月21日打ち上げ、
Deep Space 1 (NASA)1998年10月24日打ち上げ、
ARTEMIS (ESA)2001年7月12日打ち上げ
といったイオンエンジンが搭載された衛星が打ち上げられています。
名前を見て、すぐに思うことは日本名の衛星が多いということです。
この分野では日本が世界をリードしていることが実証されました。
ハヤブサのエンジンの最大の特徴は、燃料が非常に少なくて済むと言う事です。
とても驚いたのですが、7年間も宇宙を航行してきたにも関わらず、
搭載されていた燃料は僅か66kgとのことでした。
このエンジンが有れば近い将来、人間を他の天体に送りこむことも
可能となるのではないでしょうか?
最先端の技術がやがて、スケールダウンして私達の身の回りの生活に
役立つものに姿を変えて、恩恵を与えてくれれば更に良いですね!
野口さんの長期宇宙滞在や、ハヤブサの帰還を見た子供達が科学に夢を抱いて
もらえれば、閉塞した日本にも明るい展望が開けるのではないでしょうか?
ところで、以前お伝えしたミラーに関して読者の方から
次のようなご意見をいただきました。
“タクシー業界が未だにフェンダーミラーを採用しているのは、”
“大きな理由に助手席にお客が乗っていると左のドアミラーは
死角どころか全く見えないことがあります。”
貴重なご意見ありがとうございます。
今週はこの、「ドアミラー問題」について再びお送りしたいと思います。
それでは明日をお楽しみに!
Vol.31-1 end
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