信号無視の意外な原因 | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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「環境が引き起こす事故」

信号無視の意外な原因 2010/10/30

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「環境が引き起こす事故」
                      Vol.45-2 2010/10/30
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~ 信号無視の意外な原因 ~

先週も信号無視についてお伝えしましたが、
今週も少し角度を変えてお伝えします。

皆さんは信号無視が何故起こると思いますか?

原因として挙げると、

・無理な進入
・手前で青信号を確認したがその後、信号を確認せず進入
・信号サイクルの勘違い(矢印信号で一回目の黄色と2回目の黄色を勘違い)
・漫然とした前方不注視
・完全な見落とし
・居眠り運転
・進行方向の勘違い(大規模交差点、変形交差点)

となります。

このメルマガでも「信号に赤赤はあるが、青青は絶対に無い」と
お伝えしてきました。

それにもかかわらず、事故が起こると双方青色を主張します。

大方の場合は、勘違いをしているか、又は青のフリをしています。

ところが、実際は青々ではないのに、ごく稀に青青と思い込んでしまう
事例が存在するのです。

次の事例をご覧ください。



映像 信号無視例



解説CG

前回もご覧頂いた信号無視の事例です。

この事故において左方から衝突してきた車両側の
信号が赤であることは事実です。

しかしながら、左方から来た車両のドライバーは

「青信号で交差点に進入したことは間違いない!」

と強く主張していたのです。

ところが、この映像を見たドライバーは訳が分からなくなってしまいました。

そして最後には、自分が見た信号の色とは違うとまで言い出しました。

本当にミステリアスな展開ですね。

しかし、実際の現場ではこのようなケースは意外に多く存在するのです。

それではなぞ解きに入ります。

次の写真をご覧ください。

交差点の信号
画像:信号の連続

この写真は左方の車両側から交差点を見たものです。

よく見ると交差点の先に信号が見えます。

次の写真は交差点直前から交差点を撮影したものです。

目に入っている信号
画像:信号2

正に当該交差点が赤で、その先の信号が青を表示しています。

交差点に近づくにつれ、当該の信号機はどんどん通常の視線の位置から
外れ、高くなります。

これと引き換えに、一つ先の交差点の信号が通常の視線の位置の高さに
すっぽりと収まる訳です。

そして、一つ先の交差点の信号を当該交差点の信号と思い込んでしまうのです。

たまたま交差点が隣接しているような条件が揃った時に、
このような錯覚が起こるのです。

このような交差点では繰り返し事故が起こる傾向がありますので、
加害だけではなく、被害に遭わないためにも十分な注意が必要です。

それでは、本日のワンポイントアドバイスです。

“信号が近接して連続している交差点は注意が必要!”

明日も引き続きワンポイントアドバイスをお楽しみに!

                       Vol.45-2 end

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