事故が起きてしまった場合の心得 | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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「事故後の対応」

事故が起きてしまった場合の心得 2010/12/04

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「事故後の対応」
                      Vol.49-2 2010/12/04
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~ 事故が起きてしまった場合の心得 ~

今回は、不幸にも事故が起こってしまった時に何をすればいいのか?
ということをお伝えしたいと思います。

一生のうちに一度起こるかどうかという大きな事故に遭遇した場合、
大抵の方は狼狽されてしまうのが自然でしょう。

この時、一番先に行わなければならないことは怪我人の救出です。

何をおいても、これが一番でなければなりません。

とにかく、怪我人を動かせる状態ならば安全な場所へ移動させ、
また動かすことができないならばすぐに119番に通報することが肝心です。

私の家は交差点に面しており、事故の多い交差点として知られ、
多い年では年に3~4回、救助と通報を行ったことがあります。

今でも記憶に残っているのは、昼下がりに起こった事故です。

ものすごい衝突音がしたので外へ出てみると、片側2車線の道路で
路上駐車していた大型トラックの後部に乗用車が衝突していました。

エンジンはものすごい回転でうなりをあげて上げており、
オイルらしきものが路面に広がり始めていました。

運転手は、ハンドルで頭を打ったようで額から血が出ており、
何が起こったか分らず、軽い脳震盪を起こしているようでした。

駆け寄った時、咄嗟にこれは発火すると思い、窓を叩き、鍵を開けさせ、
シートベルトを外し、外へ引き出そうとしました。

すると突然、運転手は出るのを躊躇し、助手席のグローブボックスを
いじり始めたのです。

これは、意外とありがちな行動ですが、異常な状況下に追い込まれた場合、
突然冷静な部分が現れたりします。

恐らくは、車検証を持ち出そうとしたのではないかと思います。

しかし、一刻を争うと判断したので、無理やり引きずり出しました。

その直後、発火炎上したのです。

事故の当事者だけでなく、たまたま事故に居合わせた場合にも、
機敏な判断が重要となる場合もあります。

慌てず、状況を的確に判断することが大切です。

また怪我のない事故であれば、110番に連絡するという手順になります。

怪我の無い事故の場合、周りの交通状況と車両の損傷状態によっては、
車両の移動ということもあります。

しかし、現場の保全という意味では、できる限り動かさない方が
無難と言えます。

現在では、多くの方の携帯電話に写真機能がありますので、
移動しなければならないという状況の場合は、停止位置の分かる写真を
撮れるだけ撮っておくことがとても重要です。

「使い捨てカメラ」と、道路へマーキングをするための「チョーク」、
「メモと筆記具」をまとめたものを、普段からグローブボークスに
常備しておくと安心です。

緊急時記録セット
緊急時記録セット

私はこのセットを作り、常備しています。

幸い、このセットを作ってからはまだ一度もお世話になったことはありません。

今日は事故に遭遇し、通報するまでで終わってしまいましたので、
明日は、通報以後のプロセスについてお伝えします。

 

                       Vol.49-2 end

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