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「信号無視は何故起こるのか?編」

車用と歩行者用信号機の違いとは 2009/11/28

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「信号無視は何故起こるのか?編」 Vol.5-2 2009/11/28 
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~ 車用と歩行者用信号機の違いとは ~

昨日は、”普通の信号機”と”歩行者用信号機”のところで
話が終わってしまいましたね。

一見するとどちらも同じように見えますが、実際その役割は大きく違います。

キーポイントは「交通整理」にあります。

「交通整理」とは「交差する道路を交互に通行させること」です。

つまり、交通整理が行われている交差点には、
双方の道路に対面する信号があるあります。

ところが横断歩道上に設置された歩行者用信号機(押しボタン式)は
車両から見て広い交差道路側にしか対面する信号がありません。
(前出の歩行者用信号をご参照下さい)

従って交通整理は行われていない交差点なのです。

えっ!?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

例えば、初めて通る道路で、歩行者用信号機が設置されている場合、
広路側(信号機がある)を青信号で走行中、交差する狭い路地から
突然車両が出てきて衝突しました。

この時、青信号で交差点に進入した貴方は
相手に対して「信号無視だ!」と主張しませんか?

しかしながら、相手側には対面する信号が無いためこのケースは
相手は信号無視に該当しないのです。

「青信号なのに何故?」「納得できない!」と思われる方も
多いのではないでしょうか?

実際、車両同士の事故の場合では信号の無い交差点として処理されます。

ここで余談ですが、このケースで狭い交差道路側には一時停止の標識が
設置されている場合が多く、広い交差道路側の信号が青信号であれ、
また赤信号であれ、一時停止後、安全に交差点に進入できる状況であれば
いつでも交差点に進入できます。

但しこの場合、2台目以降の車両については注意が必要です。

広い交差道路側の車両が赤信号で止まっている場合、
2台目以降の車両が前車に続いて次々と交差点に進入する光景を
よく見かけます。

しかし、狭い交差道路側の車両は 常に一時停止の規制を受けるため、
交差道路の状況に関係なく一時停止をしてから交差点に進入しなければ
なりません。

これは事故を未然に防ぐ上でも大切なことですので必ず実践して下さい。

明日は、いよいよ信号無視の原因についてお伝えします。

 

                        Vol.5-2 end

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