「多重衝突事故編」
多重衝突事故の代表例「追突事故」 2009/12/12
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「多重衝突事故編」 Vol.7-2 2009/12/12
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~ 多重衝突事故の代表例「追突事故」 ~
昨日は、本論に入る前に渋滞について盛り上がってしまいました。
本日はいよいよ本論の多重衝突事故についてお話します。
多重衝突事故とは読んで字の如しで、二つ以上の事故が連続して起こることです。
この中でも今回は“追突事故”に的を絞ってお伝えします。
まず、車が前後に三台関係する事故を想定して下さい。
皆さんは真ん中の車両を運転しています。
さて、“追突”と言っても実は二通りの事故形態が存在します。
一つは“順次衝突”です。
これは、先頭車両にあなたの車両が衝突し、更に後続車があなたの
車両に追突するものです。
二つ目はよく耳にする“玉突き衝突”です。
これは、あなたの車両に後続車が追突し、更に追突された反動で
あなたの車両が前に押し出されて前方の車両にぶつかるというものです。
どちらの事故形態でもあなたの車両は前後ともダメージを受けてしまいます。
さてここで問題となるのは、事故の原因が誰にあるのかということです。
一般的に言えば、追突事故の発生原因としては、脇見運転などの前方不注視や、
車間距離の不保持などが原因となります。
ここでは話を簡単にするために前方の車両には過失が無いものと仮定します。
まず、“順次衝突”の場合は当然、あなたの過失が第一に問われます。
あなたの前方不注視などが事故の原因です。
そして、“玉突き衝突”の場合は、後続車の過失が問われるのが普通です。
ところが、玉突き衝突の場合、何故か後続車の運転手からあなたに対して
理不尽な言いがかりを投げかけられてしまうことがあるのです。
あなた自身、あるいはお知り合いの方が、追突してきた車両の運転手から
こんなことを言われた経験がありませんか?
「なんで急に止まるんだ!」
あるいは、初めは平謝りだったのに、現場検証のときになって、
「前の車が急ブレーキを掛けたから止まりきれずに追突してしまった」
という根も葉もない主張をされることもあります。
「こっちは追突された被害者なのに、
なんでこんなことを言われなければならないの!?」
と思いませんか?
この後続車の運転手の主張が意味することは何でしょう?
明日改めてお伝えします。
Vol.7-2 end
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