「身近に潜む危険シリーズ6 側方通過車両の恐怖!編」
側方通過車両の恐怖とは 2010/02/19
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「身近に潜む危険シリーズ6 側方通過車両の恐怖!編」
Vol.14-1 2010/2/19
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~ 側方通過車両の恐怖とは ~
今回も本題の前に違う話題を少しご紹介します。
先週、ハイブリッドの話題をお伝えしたばかりですが、
まさかその翌週にリコールになるとは本当に驚きです!
今回問題になったブレーキシステムは企業の発表によると
20km/h程度の低速で減速している時は、前輪に直結しているモーターが
発電をしながらブレーキを掛けている“回生ブレーキ”と
前後輪の通常の“油圧ブレーキ”が併用で掛かっているそうです。
この状態でいずれかのタイヤが滑ると、ブレーキシステムが
アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)に切り替わるそうです。
ここで、ABSに切り変わる時、一旦回生ブレーキと油圧ブレーキが
解除され、0.46秒後にABSが働くというものです。
この時の切り替えの空白時間「0.46秒」が問題となっているのです。
この空白時間は、“空走時間”と同一であり、ドライバーからすれば
ブレーキが抜けたように感じられ、事実、制動距離が1割以上伸びると
発表されています。
そして、この0.46秒の遅れは初代プリウスに比べて、
0.06秒ほど長くなっていると説明されていました。
当初、空白時間は感覚の問題であり、余り大きな問題では無いと
考えていたようです。
先週のワンポイントアドバイスをご覧になられた方はお分かりだと思いますが、
例えば雪道での0.5秒間の空白は追突事故の発生原因になり得る可能があります。
ここで、気になることがあります。
初代プリウスでは、ブレーキの問題は発生しませんでした。
二代目プリウスのブレーキシステムの切り替え時間が0.06秒長くなったことを
感じ取れる人がいったいどれだけいるのでしょうか?
そうこう言いつつも、ソフトの書き換えで防ぐことが可能とのことです。
いつ、何処で、何が起こるか分からないが交通事故です。
対象車両をお持ちの方はお互いの安全のために、
早めの書き換えをお願いします。
さて、今週のテーマの“側方通過車両の恐怖”という言葉にみなさんは
どんなイメージを抱きますか?
イメージが沸いた方は既に、この事故形態が持つ危険性を
十分に認識されていらっしゃる方だと思います。
概要は“四輪車と二輪車が関係する事故である”ということです。
また二輪車の話かと思われる方も多いのではないでしょうか?
二輪車は、どうしても機動性が良く、その良さが「あだ」となってしまいます。
二輪車全てがそうという訳ではありませんが、
空いているところへ入り込んでくる車両が多く見かけます。
これが四輪車にとっては実に厄介な問題です。
実際の事故映像は明日、ご覧頂きますのでお待ち下さい。
それでは明日のメルマガをお楽しみに!
Vol.14-1 end
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