「身近に潜む危険シリーズ6 側方通過車両の恐怖!編」
かもしれない運転が有効! 2010/02/21
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「身近に潜む危険シリーズ6 側方通過車両の恐怖!編」
Vol.14-3 2010/2/21
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~ かもしれない運転が有効! ~
昨日は、側方通過車両の事故の実態についてお伝えしました。
事故映像がかなりショッキングで正直、ご覧頂くことについてかなり
迷いましたが、貴重な映像からひとつでも事故回避術を身につけて頂きたい
との思いから配信を決意しました。
本題に入る前に、このメルマガをご覧頂いてみなさんの中には、
二輪車を運転される方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回のテーマについて、私自身、
決して二輪車の批判をしているのではありません。
二輪車、四輪車の両方を運転される方にはよくご理解を頂けると思いますが、
お互いの特性を理解すれば防げる事故は沢山あるということです。
例えば二輪車のドライバーは、四輪車から見て直進の自分は認識されているから
交差点で四輪車は曲がってくるはずが無いと思いますが、実際は認識されずに
事故が発生します。
四輪車は自分が左側を走っているのだからその左側を通行する車両が
いるはずは無いという様々な思い込みが常識となり、
常識に縛られてしまうのです。
四輪車と二輪車が混在して走行している以上、お互いが注意を
払い合うということが事故を未然に防ぐポイントとなります。
多分、みなさんも教習所で耳にタコが出来るくらい、
“だろう運転”ではなく、“かもしれない運転“をしなさいと
教えられたのはないでしょうか?
余談がいつの間にか本題に変わってしまいましたが、
昨日の“姿無き進入車”との接触事故を回避するポイントは
お互いの“車両特性を知るということ”と、“かもしれない運転をすること”です。
今回の事例の場合、大切なことは
・左折の3秒前に左のウインカーを出すこと
・同時にサイドミラー、目視で左後方を確認しながら左の側線いっぱいに寄ること
・左折する直前まで左後方の確認を図ること
が必要となります。
この動作は本来、左折の基本動作です。
あらかじめ、左に寄るという行為は、二輪車の進入を防ぎ、
左折時の巻き込み事故を防止するものです。
早めのウインカーで四輪車が左折することを後方車両に知らせ、
双方の意思の疎通が図られれば事故は未然に防止出来ます。
また、左折ではありませんが似たようなケースをご紹介します。
次の事例2をご覧下さい。
事例2:左折時接触
衝撃的な映像です。事故映像などでご不快感を感じられる方はご覧にならないで下さい。
※これはWitnessで撮影された映像です。
このケースでも、後方車両に対する合図と安全確認を行っていれば
防げた可能性が高いと思われます。
それでは今日のおさらいです。
「初心に帰り“かもしれない運転”を実践しましょう!」
また、来週をお楽しみに!
Vol.14-3 end
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