映像記録型ドライブレコーダー登場! | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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「特別編“ドライブレコーダー誕生秘話”」

映像記録型ドライブレコーダー登場! 2010/02/27

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「特別編“ドライブレコーダー誕生秘話”」
                      Vol.15-2 2010/2/27
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~ 映像記録型ドライブレコーダー登場! ~

 

昨日は、私、店長照山がドライブレコーダーと出会うところまでをお話しました。

私自身、始めて試作機を手渡された時には正直、“目が点”状態でした。

「これで本当に撮れるのかな?」と内心思いましたが、
ドライブレコーダーについて熱弁をふるう大慈彌氏に心を打たれて
試作機のテストを引き受けました。

1号試作機

試作機にはセンサーというものは無く、スイッチを押すと、
「押した瞬間から離すまでの間の映像を撮影する」という単純なものでした。

今から考えればトイカメラの車版のようなものですが、
それでもフロントウインド越しに交差点の様子が動画で撮影できた時には
新鮮な感動を覚えました。

こうして1号試作機でテストを重ねた結果、おぼろげにもドライブレコーダーの
形が見えてきました。

そして、1号試作機の紆余曲折を経て、2号試作機が完成しました。

2号試作機を作るに当たってのポイントは、

 “何が何でも小さいこと!”

これが一番でした。

この2号試作機のケースが、安めのデジタルカメラのような外観で、

 「ちょっと……」

と思いましたが、

 「まあ、小さいに越したことは無い!」

という気持ちで、試作機のテストを引き受けました。

2号試作機

ところが、今度は肝心要の映像がいまいちでした。

そのために、じっくりと時間をかけて「信号の色がはっきりとわかるか」、
「夜間の映像が判別できるか」と調整を重ねました。

まだまだ、ドライブレコーダーの登場には時間がかかりました。

並行して、機能に関する議論も重ねました。

そして行き着いたのが、加速度センサーを搭載し、一定の衝撃が加わると

撮影を開始する“トリガー方式”の採用と、

メモリーを二重(二段階)にして“過去録機能”を搭載することでした。

 

この過去録こそが映像記録型ドライブレコーダーの真骨頂だったのです!

 

衝撃が加わった時点からの映像を記録することは容易いのですが、
衝撃が加わった時点から遡って映像を記録することは、正に画期的な出来事でした!

 

明日は、この映像記録型ドライブレコーダーが
どのように進化したかをお伝えします。

 

                        Vol.15-2 end

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