自転車が関係する事故 | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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「身近に潜む危険シリーズ7 歩行者と自転車編」

自転車が関係する事故 2010/03/06

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「身近に潜む危険シリーズ7 歩行者と自転車編」
                      Vol.16-2 2010/3/6
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~ 自転車が関係する事故 ~

自動車が起こす事故で、対歩行者および対自転車という場合は
往々にして人身事故となることが多いと思います。

自動車から見ればいずれも交通弱者であり、
多くの場合は自動車の運転手が加害者となります。

確かに運転手の不注意が事故を招く場合は多々あります。

以前にもお話しましたが、1トン以上の鉄の塊を動かしているのですから、
運転行為は一歩間違えれば十分に凶器となりえます。

しかしながら、歩行者や自転車側に明らかな過失が認められる事例が
存在することも事実です。

一般では考えられないような事例を知っていただくことで、
少しでも危険を回避していただければとの思いから、
ドライブレコーダーで記録された様々な事故事例を紹介します。

まずは自転車の事例からご紹介します。

 

事例1.

信号がある交差点ですが、走行車両の間を縫って自転車が交差点に進入し、
交差点を斜めに横断しています。

交差点内を縦横無尽に走りまわる行為は無謀としか言いようがありません。

二段階右折という基本ルールはお構いなしのこの行為を
みなさんはどう思いますか?

 

事例2.

事故現場は、T字路です。

ごく普通のT字路で左折しようとしたら突然、
前方から自転車が飛び込んで来たケースです。

衝突の形態から言えば自転車の逆走ということになります。

ご存知の通り、自転車は道路交通法の分類では軽車両に属し、
除外事項もありますが、車道の左端を通行しなければなりません。

このケースでも、自転車が左側通行をしていれば何の問題もない事案です。

 

私の知り合いに、人生には上り坂・下り坂の他にもうひとつ坂があると
言う方がいます。

それは“まさか!”です。

運転中に、“まさか!”には出くわしたくないものですね。

 

事例3.

事故現場は、住宅街の十字路です。

見通しは非常に悪いところです。

この映像には色々な見方があります。

ドライブレコーダーを搭載した車両の前に先行する車両がおり、
先に事故現場の十字路を通過しています。

その後、交差する道路より1台の車両が横断しています。

また、交差道路側には一時停止の標示があるのですが、
この車両は一時停止をしていませんでした。

そして、この車両につられるように交差点へ自転車が進入してきました。

もちろん、一時停止が有ろうが無かろうが見通しの効かない交差点に
闇雲に進入する行為は自殺行為に等しいものです。

以前ならば、地元以外の車両が通行することの無かった生活道路でも、
カーナビの普及に伴い、県外の車両がどんどん入ってきます。

私達が何気なく通っている道路も常に変化しています。

自転車はとても便利でエコな乗り物ゆえ、運転者の気も緩みがちです。

その為か、ケータイを片手に話しながら自転車に乗っている姿もよく見かけます。

以前にもお伝えしましたが、自転車は速度が速いため、
一旦、事故が起こると大怪我に繋がる可能性が高いのが特徴です。

みなさんも路地では十分、気をつけてくださいね!

明日は歩行者についてお伝えします。

                        Vol.16-2 end

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