「身近に潜む危険シリーズ9 歩行者その3 横臥事故」
身近に潜む横臥事故の恐怖! 2010/03/21
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「身近に潜む危険シリーズ9 歩行者その3 横臥事故編」
Vol.18-3 2010/3/21
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~ 身近に潜む横臥事故の恐怖! ~
昨日は、横臥事故の実態についてお知らせしました。
今日は更に「そんな!」という事例をお知らせします。
昨日、お伝えした事例は比較的速度が出ている状態で走行中、
横たわっている人を発見後、止まり切れずに起こってしまったものでした。
しかしながら比較的速度が低く、全く被害者を認知しないまま
横臥事故が発生した事例があります。
この事例については映像が有りませんので図1をご覧下さい。
夜間、T字路を左折したところ、道路の左側に横たわっていた人を
轢いてしまっという事故です。
左折した時の速度は10km程度でいきなりドンと乗り上げた感じがしたそうです。
何かな?と思って車を止めたところ、人が倒れていたものでした。
左折した方向は街灯が無く暗がりでした。
この事故のポイントは、左折時に起きやすいことです。
(右ハンドルの場合)
左折自体は日常茶飯事的にしていることであり、人がこのような場所に
横たわっているとは考えも及ばないということです。
その結果、事故が起こるまで全く気がつかないという事態に至ります。
このような事故が起こる原因として、近距離になると
ヘッドライトの光軸はかなり狭くなり、照射範囲が狭まることと、
旋回中はドライバーの視線に対し、後からヘッドライトがついてくるため
進行方向が良く見えないという構造上の問題があります。
(一部の車種には曲がって行く方向を照らす機能がついたものがあります)
(写真3,4参照 この写真はイメージで事故とは関係がありません)
写真4:左折先が真っ暗で見えない
写真4の赤丸の中は何も見えない状態です。
また、雨が降っているような時には更に視界が悪くなり危険が増します。
このような時には是非お勧めしたいのがフォグライトです。
フォグライトは図2のように遠くを照らすことは出来ませんが
左右の照射範囲が広く、今回の事故のような場合には有効です。
フォグランプが装着されていても使わず、山道のような場所で
使うものだと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
装着されている方は普段の街中でもお使い頂くことをお勧めします。
今回の横臥事故はかなり特殊な事例と言えますが、
桜の季節を迎えますと危険性が高まります。
身近に潜む危険として参考にしていただければ幸いです。
ところで、いよいよピカピカの一年生が交通社会にデビューしてきます。
みなさんも暖かい目で見守り、安全運転をお願いします。
それでは来週をお楽しみに!
Vol.18-3 end
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