「身近に潜む危険シリーズ10 合流地点での接触事故編」
合流の地点の危険とは? 2010/03/26
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「身近に潜む危険シリーズ10 合流地点での接触事故編」
Vol.19-1 2010/3/26
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~ 合流の地点の危険とは? ~
最近の交通事故関係の情報誌を見ていましたら、
高齢者ドライバーの事故の記事が目に止まりました。
高齢化社会の到来と共に、この問題は避けては通れないものです。
グラフ1:高齢運転者による死亡事故件数の推移(警察庁HPより)
運転をしている時に紅葉マークを見かける機会も多くなりました。
紅葉マークは若葉マークと同様に、見守らなければいけない存在ですが、
何故か邪魔者扱いされている傾向があります。
自分で運転をする必要がない、代替輸送機関が整っている地域では、
免許証を返上することも難しいことではありません。
しかし、代替輸送機関が整っていない地域では、
「食料を買いにいかなければならない」、「病院に通わなければならない」
などの日常生活に直結した問題を抱えています。
その為、運転をしたくなくてもしなければならないのが現状です。
以前、TVで放映された番組では、地方に住む高齢者夫婦の特集をしておりました。
ご主人が奥さんを1時間かけて病院に送っていく様子が映し出されました。
そして、このご主人が認知症になり始めており、運転席に座って
エンジンをかけた後、次に何をするかをしばらく考えている様子を見た時、
思わず「えっ!?」という思いと、それでも運転しなければならない環境下に
置かれている現実の厳しさを実感させられました。
これは、日本が直面している問題のごく一部でありますが、
確実に進行しています。
ここで、参考までに高齢者の行動や運転の特性をお知らせします。
ご家族やお知り合いの行動と照らし合わせて、
符合するところがありましたら気にかけて下さい。
・高齢化と共に運動能力が衰えているにも関わらず、
大丈夫と思い込み無理をしてしまう
・視力や聴力の低下から情報判断が甘くなる
・とっさの判断が出来なかったり、止まったりしてしまう
・平衡感覚の低下から、運転動作や歩行が不安定になる
・相手が止まってくれる、譲ってくれるものと思い込んで行動する
このような傾向のある高齢者ドライバーは事故を起こすリスクが
より高くなります。
高齢者ドライバーについては免許証更新時に高齢者講習がありますが、
基本的には、よほど問題が無い限り更新されているのが現実です。
高齢者ドライバーについては様々な角度から議論がなされていますが、
解決の糸口のひとつとして、ドライブレコーダーが期待されています。
個人の普及が高まれば、近い将来、高齢者ドライバーの運転特性と
その実態が明らかになるものと思います。
高齢者ドライバーの運転特性は、私達が頭で考えているものと、
現実とでは大きな開きがあるのかも知れません。
今週のテーマである合流地点での事故につきましては、
以前行った、「初心者ドライバーの時に苦手な運手行為は?」
というアンケートでも“合流”が上位にランクされていました。
明日は合流について実例を交えてお伝えします。
Vol.19-1 end
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