「身近に潜む危険シリーズ10 合流地点での接触事故編」
右側からの合流の恐怖! 2010/03/28
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「身近に潜む危険シリーズ10 合流地点での接触事故編」
Vol.19-3 2010/3/28
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~ 右側からの合流の恐怖! ~
昨日は、合流時の目視の必要性についてお伝えしました。
今日は本線の右側から合流する場合の問題点についてお伝えします。
東京では首都高速道路という自動車専用道路が網の目のように広がっています。
この道路には右側から本線に進入し、合流するランプ(乗口)が多く見られます。
この合流方法は、左側からの合流に比べてはるかにハードルが高いと言えます。
一番の問題は、追い越し車線側に入らなければならない点です。
追い越し車線側は流れが速く、思い切り加速をしなければ合流が出来ません。
また、道路の構造上の問題ですが合流できる区間の距離が
短いという問題があります。
つまり、もたついているとすぐに合流車線が無くなって、
十分に加速できなくなってしまうのです。
そしてまたもうひとつ厄介な問題があります。
それは「左後方確認」の問題です。
昨日もお伝えしましたが、左のミラーにも同じく死角が存在します。
加速をしながら左後方の目視も行わなければならないということは
かなりストレスを感じる行為ではないでしょうか?
ここでのワンポイントアドバイスは、
「安全に合流する自信が無ければこのような合流地点は避けること」
です。
そして、合流するのならば細心の注意を払い、躊躇しないことが肝心です!
一番危険な行為は、合流地点でパニックになり止ってしまうことです。
もしも、後続車がいれば追突事故の危険があり、追い越し車線上に
走行車両がいれば、急ブレーキや急な車線変更を強いるなどの危険が発生します。
事例2をご覧下さい。
この事例は左側からの合流ですが、前を走る車が突然速度を落とした事例です。
加速して合流しようとしている時に停止したら何が起こるかという見本です。
最後に余談となりますが、サイドミラーの死角を減らす工夫として
一部の車種ではミラーの端の部分の角度を変えているものや、
ミラーへ更に小さい凸面鏡をつけたりしている場合もあります。
また、ミラーの角度を調整して、視界の確認をすることを
普段から心がけることが大切です。
営業用車両のように複数の方が同じ車両を使いまわす場合は
特に注意が必要です。
今週のおさらいです。
“合流地点での安全確認は目視で行うこと”
“自信がなければ合流地点は避けること”
これがポイントです!
それでは、また来週をお楽しみに!
Vol.19-3 end
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