「車の機能編シリーズ6 安全装備編」
予定は未定? 2010/05/21
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「車の機能編シリーズ6 安全装備編」
Vol.26-1 2010/5/21
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~ 予定は未定? ~
今年のGWは好天に恵まれたこともあり、各地で大渋滞が発生しました。
ETC割引、上限1,000円の最後の恩恵を受けたいとの一心から、
渋滞覚悟で高速道路に繰り出したみなさんには頭が下がります。
カーショップではお子さん用の携帯トイレ等の渋滞対策グッズが
飛ぶように売れたそうです。
笑い話ですが、行楽に向かう時に渋滞に巻き込まれた人は、
帰りも渋滞に遭う確率が高いと言われます。
その理由は、次のような負の連鎖に巻き込まれてしまうためです。
1.渋滞に巻き込まれて目的地到着が大幅に遅れる
↓
2.一日目に予定していた観光の半分も消化できない
↓
3.せっかく遠出して来たのだから翌日に前日分の
観光も合わせてスケジュールを消化する
↓
4.スケジュールの超過分だけ帰路につく時間が押してしまう
↓
5.Uターンの渋滞につかまってしまう
このような負のスパイラルに陥ってしまうためです。
日本語には便利な言葉があります。
“終わりよければ全て良し”という言葉です。
実に、的を射た言葉では無いでしょうか?
物事には紆余曲折は付き物ですが、
結果として最後をきちっと締めることが出来れば納得できます。
ドライブも同じではないでしょうか?
小さいお子さん連れの場合、お父さんが一生懸命にドライブの計画を立て、
いざ出発すると渋滞に巻き込まれてしまいます。
むずかるお子さんと、いらいらする奥さんに気を使いながら、
ひたすら運転するお父さん。
それでも楽しい体験をして、帰り道は渋滞に遭わず、
無事に帰宅できれば楽しい思い出だけが残り、
“来年もまた行きたいね!“というハッピーエンドを迎えます。
ところが、帰りも渋滞ならば、もう“ドライブは行かない!”
ということにもなりかねません。
ドライブで大切なことは、事前の計画と状況に応じた臨機応変な
対応が必要なのではないでしょうか?
ところで、今年も渋滞で発生した事故の多くはやはり追突でした。
以前にもお話しましたが、交通量が増えるとどうしても
車間距離が短くなりがちです。
これに、渋滞の疲れによる居眠り運転が加われば
どうしても追突事故が発生する可能性が高くなります。
この問題の解決策の一つとして、興味ある話題がありました。
日本車では初めて、「前車との距離を計測し、追突の危険があれば
自動でブレーキをかけ、停止する」という機能を備えた車両が発売されました。
この機能があれば、一定の速度の範囲内で、
居眠りや脇見による前方不注視が原因の事故を未然に防ぐことが可能となります。
しかしながら、やはり大切なことはハンドルを握っているドライバーの
安全に対する自覚が無ければ、この機能もあだ花となってしまいます。
今週は、“安全装備編”というテーマで、
車を運転中にみなさんを守ってくれている装備についてお伝えします。
Vol.26-1 end
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