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　週末安全運転ワンポイントアドバイス
　
　「車の機能シリーズ11　特別編」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Vol.31-2　2010/6/26
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～　ドアミラーは見えない？　～

今週は、読者の方から頂いたご意見についてお答えすると共に、
　安全について考えてみたいと思います。

お寄せ頂いたご意見は、

“フェンダーミラーを採用している理由は、”
“大きな理由に助手席にお客が乗っていると左のドアミラーは
死角どころか全く見えないことがあります。”

とのことでした。

確かにタクシーに複数の乗客の方が乗ることは良くあることです。

特に繁華街の夜間ともなれば、３人や４人で乗り合わせて帰る光景を目撃します。

当たり前ですが、４人目の方は助手席に乗り込むことになります。

この時、ドライバーから見た左のドアミラーはどうなっているのか？

下の図をご覧下さい。

図１

タクシーに４人乗りする場合、助手席に座る方は往々にして後席の方に気を使い、
比較的前の位置に座られる傾向があります。

　また、タクシーは後席空間を確保するために椅子自体も
前の位置でセットされています。

この時、ドライバーから見た左ドアミラーの視界は普段よりも狭くなってしまいます。

もしも、助手席に乗られるの身長180cmクラスの方が助手席に座られたとしたら、
左側面の視界は半減以下ではないでしょうか？

この状況はタクシーを問わず、一般車でも同じことです。

実は、私自身もこの180cmクラスの者ですので、
助手席に乗った時はドアミラーの視界を遮らないにように心がけており、
椅子を後ろに引くことが可能な時は極力椅子を下げるようにしたり、
深く座るようにしたりしています。

更に気になりましたので、ドアミラーについてプロのドライバーにも尋ねてみました。

すると意外な答えが返って来ました。

「フェンダーミラーの利点は、狭い路地に入った時にミラーの幅が
車幅と同じなので抜けやすいから良い」

というものでした。

確かに言われてみれば、違いは明白です。

図２

車体の幅と余り変わらないフェンダーミラーは狭い道に分け入った時、
ドライバーの大きな味方のようです。

「所変われば品変わる」では無いですが、聞くと見るとでは
色々違うものだという勉強になりました。

今日のワンポイントアドバイスです。

“ドアミラーを確認するドライバーの視界を遮らないように気をつけましょう！”

明日は更に、ドアミラー以外にも助手席に同乗者がいた場合の
盲点についてお伝えします。

それでは明日をお楽しみに！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Vol.31-2 end

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