進路変更 | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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協力-株式会社日本交通事故鑑識研究所

「ドライブレコーダーから学ぶ交通安全その6 “進路変更編”」

進路変更 2010/08/28

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「ドライブレコーダーから学ぶ交通安全その6 “進路変更編”」
                      Vol.37-2 2010/8/28
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~ 進路変更 ~

片側2車線以上の道路を走行する場合、
必ずついて回ってくるのが“進路変更”です。

第一車線を走りたくても、障害物や左からの合流車を
回避するために否応なしに進路変更しなければならない事態に遭遇します。

進路変更が上手い人もいれば、進路変更は嫌いだと言う人もいます。

進路変更が上手い人とそうでない人の差はいったい何でしょうか?

道路はそれぞれの車両が、意思の疎通の無いままバラバラに流れていきます。

しかしながら、一見、バラバラに見える車列も実は一定の流れが
自然と作られていきます。

(もちろん、お構い無しの車両もいます)

進路変更の上手な人は常にこの流れを確認している人です。

自分の車両の位置を中心とした前方の車両の流れ、
そして後方の車両の位置を多角的に把握しながら運転している人は、
常に自分のタイミングで進路変更が可能となります。

ところが、運転に余裕の無い人は
進路変更をしなければならない状況になってから
一連の確認・動作を開始します。

そのため、どうしてもタイミングを逃し、
無理なタイミングでの進路変更を余儀なくされてしまうのです。

これが進路変更を嫌いにしてしまう原因の一つです。

ところで、また教習所のような質問になってしまいますが、
正しい進路変更の仕方をご存知ですか?

道路交通法施行令第21条では、進路変更の合図を行う時期として、

“その行為をしようとする時の3秒前のとき”

と定められています。

つまり、進路変更を行う3秒前には方向指示器を
出さなければならないということです。

しかし、現実は大きくかけ離れているのが実情です。

事例 1,2

方向指示を出すと同時に進路変更、
更に悪質なのは方向指示無しの進路変更です。

そして、進路変更が原因の接触事故が発生した場合、
最悪なのが、方向指示を出した、出していないと言う
水掛け論が始まることです。

この水掛け論は、方向指示を出していない者にとっては言った者勝ちであり、
被害者にとっては泣きっ面に蜂状態です。

賢明な読者の皆さんはもうお分かりだと思いますが、
この状況を回避するにはドライブレコーダーしかありません。

相手が何を言おうが、ドライブレコーダーは真実を撮り続けています。

傍若無人なドライバーが横行する時代です。

もらい事故で泣き寝入りはしたくないですね!

今日のワンポイントアドバイスです。

“片側2車線以上の道路では、常に周囲の状況を把握することが
 上手な進路変更を行うポイント”

それでは明日もお楽しみに!

                       Vol.37-2 end

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