高齢者の運転について | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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「雪道での事故 その2」

高齢者の運転について 2010/11/26

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「雪道での事故 その2」
                     Vol.48-1 2010/11/26
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~ 高齢者の運転について ~

前回のコラムでは、アクセルとブレーキの踏み間違い事故について
お伝えしました。

相変わらずこの手の事故の報道が絶えません。

私事ですが、週末に二日連続で法事に出席して参りました。

法事の出席者の多くが親が高齢で、もっぱらの話題は介護や
親がまだ運転していていつもはらはらしているといったものでした。

その中で、80歳になる父親が今でも運転しているという従兄弟は、
車が古くなったが買い換えないと言っていました。

理由を尋ねると、現在の車はマニュアル車だが、買い替えるとオートマ車に
なるので絶対に買い替えないことにしていると言っていました。

従兄弟は、マニュアル車はアクセルとブレーキの踏み間違えが
ないので少しは安心できるというものでした。

自分が怪我をすることは致し方ないが、他人様を巻き添えにするような
事故を起こしたらと思うとぞっとすると言っていました。

もちろん、マニュアル車を運転することは暴走事故を防ぐ意味では
大きな意義があると思います。

その反面、やはり高齢者の方の運転はリスクが大きく、
事故をさせたくないと思うのならば真剣に免許の返上を考えてみる
必要があると感じました。

しかしながら、さすがに法事の席では大勢の叔父叔母がいる前で
口に出すことができませんでした。

以前にもお伝えした通り、日本の安全技術は世界に誇れるものではありますが、 高齢者に優しい技術というものは無いように感じます。

若者が車離れをしている現在、ドライバー人口の平均年齢は高まるばかりです。

例えば、メーターの表示が大きいとか必要な機能だけを表示するとか、
オートマ車の場合は、シフト時にギアの音声案内があるといったような
高齢者の方が運転することを前提にした装備や仕様を盛り込んだ
グレード(設定)が一台くらいあっても良いのではないでしょうか?

人と環境に優しい車というクレジットがありましたが、
自動車メーカーに対し、高齢者に優しい車の登場を期待したいものです。

安全運転ワンポイントアドバイスは、前回に引き続き、
雪道運転についてお伝えします。

それでは明日をお楽しみに!

                       Vol.48-1 end

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