「車の機能シリーズ3 ハンドル操作編」
ハンドルは切るだけで良い? 2010/04/23
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「車の機能シリーズ3 ハンドル操作編」
Vol.23-1 2010/4/23
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~ ハンドルは切るだけで良い? ~
春の交通安全週間も終わり、いよいよ大型連休が近づいてきました。
下り方面のピークは5月1日から3日だそうです。
みなさんも今から計画を立てられているのではないでしょうか?
高速道路の休日ETC上限1,000円の割引が5月末で廃止となるようですので
今回の連休が最後のチャンスですね!
6月からは、車種別に上限金額を設定するようになり、上限金額はそれぞれ、
軽自動車が1,000円、普通車が2,000円、大型車が5,000円となるそうです。
この割引は休日・平日に関係なく割引されるそうです。
これと引き換えに、従来の休日上限1,000円の割引と夜間割引は廃止となります。
新しい料金割引ははたして得なのでしょうか?
得かどうかは別として、良い点としては
“ETC装着の有無に関わらず割引が受けられる”ことと、
“休日、平日に関わりなく割引が適用される”という点では公平感があります。
但し、普通車上限2,000円については意見が分かれるところです。
もちろん、2,000円以上の区間を利用すればお得になります。
2,000円以下の区間であれば割引は適用されません。
昨年の連休や帰省のシーズンには必ずといって、
高速道路のサービスエリアからの中継がありました。
青森から九州に1,000円で行きますとか、静岡から讃岐うどんを食べに行きます
といったような象徴的なインタビューが繰り返し放映されたのを
ご覧になった方も多いと思います。
映像だけを見ていると、上限1,000円を利用して長距離を移動している方が
とても多いと感じられませんか?
意外ですが、東日本道路会社によれば軽・普通自動車の平日の平均走行距離は
40キロ、休日でも60キロ程度とのことです。(昨年6月時点)
平日はこの程度だと思うのですが、休日の走行距離が想像以上に短い
と思ったのは私だけでしょうか?
ちなみに、私も今回、初めて知ったのですが高速道路の料金体系は
初乗り運賃150円に1キロ当たり24.6円を乗じたものを加算して算出するそうです。
例えば、走行距離が60kmであった場合、次のような計算になります。
150円+(60キロ×24.6円) ≒ 1,650円
上限の2,000円には到達せず、割引の恩恵を受けられないと言うことになります。
そうなると、やはり今回の料金割引の見直しは、
利用者の負担増につながるような気がします。
ところで朗報としては、ハイブリッドなどの燃費が20km/L以上の普通車は
軽料金扱いとなる、エコカー割引の導入が予定されているようです。
これが実現すれば、ますますエコカーの普及につながるのではないでしょうか?
さて、高速料金についてのお話はこの位にして、
本題の「車の機能シリーズ」については、二週に渡ってお送りしたブレーキに
続いて、今週はハンドル操作についてお伝えします。
車の基本は“走ること”、“止まること”、そして“曲がること”です。
今週はブレーキと共に運転について最も大切な要素である
“ハンドル操作”について情報をお伝えして参ります。
それでは明日をお楽しみに!
Vol.23-1 end
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