一時不停止の形態について | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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「身近に潜む危険シリーズ1 一時不停止による事故編」

一時不停止の形態について 2010/01/16

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「身近に潜む危険シリーズ1 一時不停止による事故編」
                       Vol.9-2 2010/1/16
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~ 一時不停止の形態について ~

昨日は、2つの一時不停止の行為についてふれましたが、
今日はその違いについてお話します。

まず、“見通しが悪いために犯した行為”の原因は
「とりあえず左右の確認ができる所まで出て止まろう」という考え方
によるものが一般的です。

つまり、一時停止の標識を確認してはいるけれど、停止線で止まると
左右が見えないので、その先で止まって確認しようというものです。

これに対し、“一時停止の標識をうっかり見落した行為”は
標識を無視するという行為と基本的には同じ行為と言えるのです。

つまり、安全確認をせずにそのままの速度で交差点に
進入してしまうからです。

この両者の行為は、事故が起きた後に大きな違いとなって現れます。

止まりかけていた時に起きた事故ならば直進同士の事故の場合でも
軽微な事故で収まることが多いのです。

ところが、そのままの速度で進入した場合は、
重症事故になることが少なくありません。

もともと一時停止の標識が設置されている交差点は見通しが悪く、
事故が発生しやすい環境である場合が多いのです。

その為、その交差点を初めて通る人にも危険を知らせる必要があり、
一時停止の標識が設置されているのです。

だからこそ停止線で必ず止まることが大切なのです。

「でも停止線で止まると左右が確認できない」

とおっしゃる方も多いと思います。

その為に“二段階停止”といわれる停止方法が安全を確保するために
重要となります。

これは、停止線でまず停止して安全確認し、左右の状況が
分かる位置まで徐行して停止し、さらに安全確認をすることが
大切となるからです。

そして、この二段階停止は見通しの効かない交差点で相手車に自車を
いち早く認知させることも目的なのです。

また、交差する道路に歩道がある場合は、歩道を走行してくる
自転車などとの事故を避ける意味合いにおいてもとても重要です。

最近は、技術の発達でフロントバンパーに付いたカメラで左右の確認が
できる車種もありますが、まだまだ一部の車にしか普及していません。

ですからこの確実な一時停止と安全確認こそが
事故を未然に回避する唯一の方法なのです。

明日は交差点の形態と一時停止との関係についてお話します。

 

                        Vol.9-2 end

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