「身近に潜む危険シリーズ3 わき見事故編」
安全不確認とは 2010/01/31
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「身近に潜む危険シリーズ3 わき見事故編」
Vol.11-3 2010/1/31
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~ 安全不確認とは ~
昨日は、“前方不注視”についてお話しましたが、
今日は、“安全不確認”についてお話します。
“安全不確認”はこれも意外と身近で起きていることです。
これまで、事故に遭わなかったのはラッキーかもしれません。
もちろん常に意識して運転しているドライバーも多いと思います。
でも、意識しないで運転しているドライバーも少なくは無いと思います。
是非、この機会にあなたの運転の盲点を見直してください。
実際の事例を挙げて説明します。
例えば、あなたが交差点を右折しようとしています。
まず、対向車の確認をしますね?
そして、対向車が切れたので右折を開始します。
信号はまだ青色です。
進行方向左側の横断歩道近くには歩行者がいます。
しかし、渡る様子はありません。
その歩行者の動向に注意しながら右折をしていると
ちょうど横断歩道上に差し掛かったところで衝撃を感じました。
そして、しまったと思うのです。
何処から相手が来たと思いますか?
左前方にいた歩行者の他に、反対側からも歩行者が来ていたのです。
図1:反対側からの歩行者(自転車)
映像を見ている限り、車両の右後方から右前に迫ってくる歩行者が
ドライブレコーダーにはっきりと記録されています。
前方を幅広く確認していれば回避は可能です。
交差点の形状や大きさによっても条件は変わりますが、
意外にも交差点内での接触事故は多いものです。
雨の降っている夜間の交差点も要注意です。
また左折の場合でも巻き込み事故が起こります。
図2:左折時の巻き込み事故
上記事例は対歩行者の危険についてでしたが、右折の場合には
ワンポイントアドバイス第一回でも触れました車両(特に二輪車)との
接触事故に注意が必要です。
事例のように進行方向の状況ばかりを気にして、通称「右直事故」と呼ばれる、
対向二輪車との接触事故が多く発生しています。
これも同じく前方を見ているようで見ているつもり(安全不確認)に
なっていることが事故の原因です。
右直事故が重大事故になる場合が多いので、是非とも安全確認を
怠らないように心がけて頂きたいと思います。
今回のワンポイントアドバイスのポイントは、交差点では
「広い視野での確認が大切」ということです。
このアドバイスがみなさんのお役に立つことを願っています。
では来週のお楽しみ!
Vol.11-3 end
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