「身近に潜む危険シリーズ4 Uターン編」
Uターン事故の実態とは 2010/02/06
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「身近に潜む危険シリーズ4 Uターン編」
Vol.12-2 2010/2/6
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~ Uターン事故の実態とは ~
Uターン事故と言っても、大まかに分けると“自分でUターンする場合”と
“他の車両がUターンする場合”があります。
今日は、まず“自分がUターンする場合”についてお話します。
いきなりですが、みなさんはどんな時にUターンをされますか?
「私はUターンをしません」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それは事故を避ける上で賢明な判断だと思います。
しかしながら、大多数の方からは
「道を間違えた時にUターンをする」
と返事が返ってきます。
確かに、Uターンは道を間違えた時に正しい道に戻る最短の方法です。
“道を間違える”、ここにUターンに潜む怖さの第一のポイントが隠されています。
以前のワンポイントアドバイスでも触れたことですが、
道を間違えた時点で“精神的な焦り”がドライバーを襲います。
「早く正しい道に戻らなければ」という焦りが、集中力の欠如を招き、
判断を狂わせてしまうのです。
第二のポイントは、“安全確認が前後方向同時に必要”ということです。
前と後ろを同時に確認するということは実際には不可能ですから、
交互にちらちらと確認する必要があります。
これも交通量の少ないところであれば問題になりませんが、
交通量の多い道路では常に危険と隣合わせです。
Uターンは運転において、“ハイリスクハイリターン”な行為と
呼べるのではないでしょうか?
第三のポイントは、みなさんが乗っている車両の“最小回転半径”です。
最小回転半径って何?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
最小回転半径とは「ハンドルを左右どちらかに目いっぱい切って
低速で回転した時に外側の前輪が描く円の半径」になります。
最小回転半径が小さい車の方がより小回りができるということになります。
なぜUターンにおいて最小回転半径が大切なのか?
例えば最小回転半径が5.4mの車の場合は回転円の直径は10.8mになり、
Uターンをするためには10.8m以上の道路幅が必要となります。
図のような、9.8mの道路幅では、最小回転半径が5.4mの車は1回でUターンが
出来ないということです。
図:道路の幅と最小回転半径
1回でUターンができないと言う事は、一度バックして切り返しを
しなければなりません。
つまり、その分だけ危険が増すのです。
今日のおさらいです。
どうしてもUターンしなければならない時は、まず落ち着いて
前後の確認をしっかり行うことが重要です。
もしも、1回でUターン出来ないときは、
Uターンを諦めて別の方法を選択することも大切です。
明日は、他の車両がUターンをした場合の危険についてお伝えします。
Vol.12-2 end
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