「身近に潜む危険シリーズ4 Uターン編」
Uターン事故の回避方法 2010/02/07
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「身近に潜む危険シリーズ4 Uターン編」
Vol.12-3 2010/2/7
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~ Uターン事故の回避方法 ~
昨日は、自分がUターンをする場合に潜む危険についてお伝えしました。
今日は、“他の車両がUターンをして事故に巻き込まれる場合”について
お話します。
突然ですが、次のシーンを想像して下さい。
あなたが運転をしている時に、前方を走っている車が
突然速度を落とし、左の路肩に寄ってブレーキを踏んでいます。
この時、あなたはどうしますか?
普通は車両が停車したと思い、その横を通過するでしょう。
ところが次の瞬間、ガシャと接触音がして衝撃を感じるのです。
瞬間、何が起こったか分からず、周りを見回して初めて事故に気が付くのです。
前方を走る車両が、左のウインカーやハザードを出していれば
それなりに何をしたいのかが分かります。
しかし、Uターンをする場合、ウインカーを出さないケースが多いのです。
つまり、あなたの前を走っている車両が、ウインカーも出さずに左に寄って
停車しかけた時は要注意です。
その車両が突然Uターンを始めるかもしれません。
図1:突然のUターン
また、片側2車線の道路の場合、さらに厄介な問題があります。
それは“Uターンを開始する位置”です。
片側2車線の道路で、前方の車両がセンターライン寄りの追い越し車線から
Uターンしようとしている場合は、その車両の右側を追い越して行く方は
いないでしょう。
ところが、第一車線の左端からいきなりUターンする車両もいるのです。
追い越し車線を走行している車両が、Uターン車両の側方を通過しようとした時に、
突然Uターンを始めた車両と接触し、さらに、他の車両とも接触という
多重衝突事故にも発展するということも多く発生しています。
ここで大切なことは、前方の車両の動向を良く見極めることです。
一見、同じ停車車両でも、これからUターンをするのか、
突然発進するのか、そのまま停車しているのか、ドアが開くのか等、
停車後の挙動についてはいろいろな可能性が考えられます。
どんな理由があったとしても、ぶつかってしまったら事故になってしまうのです。
後で、いくら「ウインカーを出していなかった!」などと主張しても遅いのです。
(もちろん今はドライブレコーダーが有るから大丈夫です)
用心に越したことはありません。
余談ですが、Uターンに似た事故形態で、「予め左側に寄れない左折事故」
という事故があります。
簡単に説明すると、「左折をしようとしている前方の車両に巻き込まれて
衝突してしまう」という事故です。
これは、前方の車両が左折をしたいと仮定します。
前方の車両の左折先の道路が狭く、また、鋭角に入らなければならない
道路だったために、大回りをしなければならず、一旦右側に寄ったことを、
右折すると勘違いしたことが原因になります。
一旦、道路の中心に寄ってから左折します。
図2:予め左側に寄れない左折事故
この時、みなさんから見てこの車両は、道路を右折しようとしているように
見えます。
そしてこの車両が右折するものと思い、左側を追い抜こうとした瞬間に
事故が発生するのです。
このような事例も覚えておくと、思わぬ時に役立つかも知れません。
それではまた来週もお楽しみに!
Vol.12-3 end
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