特別編“ドライブレコーダー誕生秘話” | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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協力-株式会社日本交通事故鑑識研究所

「特別編“ドライブレコーダー誕生秘話”」

特別編“ドライブレコーダー誕生秘話” 2010/02/26

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「特別編“ドライブレコーダー誕生秘話”」
                     Vol.15-1 2010/2/26
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私、店長照山がドライブレコーダーと関わりを持ったのは8年ほど前のことです。

当時、私は交通事故の調査会社に勤務しておりました。

勤務先と交友のある、交通事故の鑑定人をされていた
日本交通事故鑑識研究所代表の大慈彌雅弘氏より、交通事故の瞬間を
撮影するカメラを作ろうと思っていると言う話が出たのが発端でした。

当時、大慈彌氏は私の交通事故調査の師匠であり、
交通事故解析のお手伝いをしている間柄でした。

交通事故鑑定人という職業は、世間ではほとんど馴染みの無いものですが、
交通事故の世界では意外とポピュラーな存在だと思います。

個人はもとより、保険会社または弁護士からの依頼で、刑事・民事を問わず、
交通事故の裁判に関わる資料を作成するのが主な仕事ですが、
裁判所から嘱託で鑑定を行うことも多々あります。

裁判と言うからには、死亡事故、重度の後遺障害などの
ヘビーな案件を扱うことが日常茶飯事です。

そんな時、被害者の家族から求められることは異口同音に
“事故の真実が知りたい”という切実な願いでした。

被害者の家族にとって裁判の勝ち負けは二の次なのです。

例え、裁判で勝ったとしても、真実が明らかにされない限り、
安息の日々は訪れないのです。

そして、被害者のご家族より、

「交差点に定点カメラ(注1)がついているのなら車にもつけられないか?」

という話が持ち上がりました。

飛行機にフライトレコーダーがあるように、車にドライブレコーダーがあっても
おかしくないのではないか?

これが民間主導による映像記録型ドライブレコーダー誕生の始まりでした。

そして大慈彌氏は持ち前のバイタリティーで手製の第1号試作機を作ったのです。

明日はこの試作機からドライブレコーダーが完成するまでをお送りします。

 
注1:タームス( TAAMS – Traffic Accident Auto Memory System)

TAAMS

 

                       Vol.15-1 end

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