駐車場事故の煩わしさ! | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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「駐車場事故の煩わしさ!」

駐車場事故の煩わしさ! 2010/04/03

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「身近に潜む危険シリーズ11 駐車場での事故編」
                      Vol.20-2 2010/4/3
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~ 駐車場事故の煩わしさ! ~ 

昨日は、駐車場内での事故でも道路交通法が適用されることをお伝えしました。

本日のタイトルは「駐車場事故の煩わしさ!」というものですが
この意味は後ほどお伝えします。

駐車場で接触事故が起き易い原因は、“バック”という運転行為が
駐車の基本となるからです。

女性ドライバーの方はバックが苦手な方も多いと思います。

自宅の駐車場では上手く出来ていても、広い駐車場では、
バックするための目標物がなかったり、周りに駐車待ちの車がいたりするなど、
「焦り」を誘うような悪条件が重なったりします。

図1:駐車場

当然ですが、駐車スペースに入る車もいれば出る車もいます。

更に駐車スペースを探して移動する車もいます。

そして、歩行者が突然車の陰から出て来ることもあります。

実態から言うと、公道よりもはるかに危険な場所と言えます。

最近、駐車場で危険な思いをした経験がありませんか?

特に連休中の高速道路では、パーキングエリアや、サービスエリアの
駐車スペースは、さながら「奪い合い」状態となり、より危険が増します。

バックに神経を集中するあまり、周りの動向に気がつかずいきなり車に
ゴンという衝撃を感じ、初めて事故に気がつくという例が多いのも
駐車場における事故の特徴です。

ところで、駐車場のスペースの埋まり方には人間性が如実に現れます。

一言で言えば、「目的地に近いところ」から埋まっていきます。

高速道路のパーキングエリアであればトイレやレストランに近いスペース、
ショッピングモールやレジャー施設ならば入り口に近いスペースが
すぐに埋まります。

逆に、混んでいても目的地から多少離れたところであればゆっくりと
駐車できるスペースがあります。

以前にも触れたように、事故が起こる原因の一つは“焦り”です。

駐車に自信がない方のために、焦らず安全に駐車するための、
ワンポイントアドバイスです。

「多少遠くても空いている場所に駐車すること」

急がば回れの精神が大切です!

ところで、今日のタイトルに“駐車場事故の煩わしさ”とつけたのは、
駐車事故の“その後”に理由があります。

駐車場での事故は、ドライブやショッピング等の出先の駐車場で
事故に遭うケースが多く、その後のスケジュールがめちゃめちゃになり、
楽しい雰囲気が一変してしまうからです。

この煩わしさがこの後の運転の支障となり、
さらなる事故の原因となる可能性もあります。

まずは、事故を起こす原因をできる限り事前に把握して事故を避け、 
楽しい雰囲気をドライブの始まりから終わりまで大切にして下さい。

明日は、“駐車は何故バックで入れるのか”をお伝えします。

                        Vol.20-2 end

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