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「車の機能シリーズ1 ブレーキ編」

ブレーキについて知っていることと知らないこと 2010/04/09

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「車の機能シリーズ1 ブレーキ編」
                     Vol.21-1 2010/4/9
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~ ブレーキについて知っていることと知らないこと ~

本編に入る前に、今日は自動車保険について考えてみたいと思います。

車を運転をされる方は、それぞれが各社の自動車保険に入られていると思います。

自動車保険は、年齢、地域、車種別等で細かく保険料が設定されています。

そして、様々な割引特典が用意されています。

有名なものでは、ゴールド免許割引などがあります。

他にもいくつか割引があるのですが、
“車の装置”に関する割引があることをご存知ですか?

保険の更新時には金額だけを見て、契約の中身については
余り気にされない方も多いと思います。

装置の割引には、ABS、エアーバッグ、イモビライザー(防犯システム)
といったものが該当します。

ABSやエアーバッグは今でこそ一般的に装備されているものですが、
当初はオプション設定の装置でした。

この装置割引の仲間に、ドライブレコーダーが入ったら良いと思いませんか?

もちろん割引の対象になる為には様々なハードルが存在します。

一番のネックは普及台数の問題です。

保険割引の対象となる為には最低でも全車両台数の20%程度の普及が
実現しなければ評価の対象とはならないそうです。

ちなみに車両保有台数が7,900万台とすれば、20%とは約1,600万台弱となります。

ドライブレコーダーの正確な出荷台数ははっきりしませんが、
2008年度で見た場合、個人用と業務用を合わせても20万台に届かない
というものです。

全保有台数から見れば、1%にも満たない数字です。

普及が先か、保険割引適用が先かという感じですが、
保険会社にとってもメリットは大きいのではないでしょうか?

一説によると、2012年辺りにはドライブレコーダーが保険の割引適用に
なるのではないかという話を耳にします。

ドライブレコーダーは、ユーザー(自分の運転を証明)にも、
保険会社(早期解決及び過失の適正判断に寄与)にも、
そして車両のメーカー(安全の向上に関するデータの収集)にも
様々な面で恩恵を与えるものだと思います。

このユーザー・保険会社・車両メーカーの三者が、
イニシャルコスト(初期導入費用)をそれぞれ分担できれば
もっと普及が進むのではないでしょうか?

またまた余談が長くなりましたが、車の基本とは“走って”“止まる”ことです。

明日はこの“止まる”ことについて、お伝えして参ります。

                       Vol.21-1 end

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