「ドライブレコーダーから学ぶ交通安全その3 “歩道の通過”」
サンキュー事故の危険性 2010/07/25
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「ドライブレコーダーから学ぶ交通安全その3 “歩道の通過”」
Vol.34-3 2010/7/25
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~ サンキュー事故の危険性 ~
昨日は、歩道を通過する時には一時停止をしなければならないという情報を
お伝えしました。
今回も目から鱗、カルチャーショックに近いショックをを受けられた方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
でも正直、一時停止?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
昨日、お伝えした道路交通法の記載には一時停止をし、
“かつ、歩行者の通行を妨げないようにしなければならない。”
と具体的な記載があります。
つまり、当たり前ですが、歩道は歩行者が通行する場所だから、
車両は歩行者を保護しなければならないということです。
歩道は、まさしく横断歩道と同等の保護が適用されている場所と考えるべきなのです。
ここまでご理解頂ければ、歩道を通過する時に、一時停止が必要であることを
ご理解頂けるものと思います。
ところで、路外出入りの際にもう一つ関連することがあります。
それは、右折で路外に退出する時に起こりがちな“サンキュー事故”です。
これは、右折時に対向車から道を譲られたり、渋滞中の車両の間を通って右折し、
路外に出る時に、対向側の路肩を走行してきた二輪車と接触するという事故です。
映像
ここで問題となるのは、道を譲ってもらったという意識から
早く右折しなければという焦りが生じることです。
このため周囲に対する安全確認がおろそかになりがちです。
事故は、歩道があってもなくても同じように、一気に右折しようとした時に
発生しています。
歩道に対する意識があれば、右折のアプローチが変わります。
右折のアプローチが変われば、路肩走行の車両に対する配慮もまた生まれてきます。
今日の、ワンポイントアドバイス2つあります。
“歩道は横断歩道と同じと意識すること”
&
“右折での路外出入りは危険が2倍”
しっかり覚えて下さい。
サンキュー事故の起こりやすい条件は、ワンポイントアドバスの第2話で
説明させて頂いております。
この機会に再びご自身の運転を振り返って、このメルマガが安全運転の
お役に立つことを願っております。
いよいよ帰省の時期が近づいてきました。
みなさんの帰り待ち望んでいるふるさとの方々に、
是非とも安全運転で笑顔をお届けください。
それではまた来週をお楽しみに!
Vol.34-3 end
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