「ドライブレコーダーから学ぶ交通安全その4 ”キープレフトと左折”」
キープレフトとは? 2010/07/31
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「ドライブレコーダーから学ぶ交通安全その4“キープレフトと左折”」
Vol.35-2 2010/7/31
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~ キープレフトとは? ~
ドライブレコーダーから学ぶ交通安全として
今日は、“キープレフト”についてお伝えします。
キープレフトという言葉自体は皆さんご存知だと思います。
直訳すれば「左側を維持しなさい」と意味です。
分かったような、分からないような感じですが、
「意味は?」と聞かれたら、恐らく大多数の方から同じような答えが
返ってくるのではないでしょうか?
このキープレフトについて、道交法には以下の関係する規程があります。
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第18条 左側寄り通行等
車両(トロリーバスを除く。)は、車両通行帯の設けられた道路を通行する
場合を除き、自動車及び原動機付自転車にあつては道路の左側に寄つて、
軽車両にあつては道路の左側端に寄つて、それぞれ当該道路を
通行しなければならない。 (以下略)
第20条 車両通行帯
車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて
一番目の車両通行帯を通行しなければならない。 (以下略)
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道交法は何度読んでも、意味が分かりにくい点があります。
キープレフトとは、いわゆる「車は左側」の意味です。
道路の中央よりも左側を通行しなければならないと解釈できます。
これは追い越しや、対向車との衝突を避けるために道路の中央寄りを
空けなさいという意味です。
更に片側2車線以上の車両通行帯がある場合には、一番右側の車線を
空けなければいけないという意味になります。
例えば、片側2車線の場合には、左から第一車線、追い越し車線となります。
片側3車線の場合には、第一車線、第二車線、追い越し車線という具合です。
つまり、片側3車線の場合は、第一、第二のどちらの車線を走行しても
良いのですが、一番右側の車線は追い越しのために空けておきなさい、とい
うのがキープレフトの原則となります。
複数車線がある道路では追越しや右折をする場合にのみ、
一番右側の車両通行帯を走行しても良いということです。
ところが、ドライブレコーダーに記録された映像を見ていると、
割と多く目にするのが第一や第二車線に車両がいない状態でも、
延々と追い越し車線を走行しているドライバーが多いことです。
映像
キープレフトの原則に従い、適度な車間距離と速度を保ちながら走行すれば、
渋滞も多少は緩和されるのではないでしょうか?
今週のワンポイントアドバイスです。
「キープレフトとは一番右の車線を空けること」
このメルマガをご覧頂いた皆さんは、今年の夏の帰省時には是非とも
キープレフトを実践してください。
明日は、“左折”に関係する情報をお伝えします。
Vol.35-2 end
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