「ドライブレコーダーから学ぶ交通安全その8 “信頼の原則編”」
本当に暑かった今年の夏! 2010/09/10
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「ドライブレコーダーから学ぶ交通安全その8 “信頼の原則編”」
Vol.39-1 2010/9/10
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~ 本当に暑かった今年の夏! ~
今年の夏は本当に暑かったですね!
誰に会っても、暑いですね!と声をそろえて挨拶する毎日です。
今年の夏について、気象庁から恐るべき報告が発表されました。
なんと、今年の夏(2010年6月~8月)の日本の平均気温は、
統計を開始した1898年以降の113年間で第1位(これまでの第1位は1994年)の
高い記録となったそうです!
これを聞いて思わず絶句しませんか?
確かに暑いとは思いましたが、ここまで凄まじい猛暑とは
思いもよりませんでした。
今年の夏が例年以上にきついと感じるのは、
気温が下がる時間帯が無いからです。
猛暑日と熱帯夜がセットで襲ってきます。
日本の月平均気温の平年差という統計で見た場合、
8月はなんと例年の+2.25℃という猛烈な暑さでした。
深夜から明け方まで25℃を下らない夜が続いた結果、夜は寝不足、
昼は灼熱地獄という繰り返しで心も体も乾ききってしまいました。
家電業界は、クーラー特需に沸いていますが
その他の業界では押しなべて消費が落ちています。
余りに暑いと食欲も無くなり外に出たがらないものです。
ビール業界は活況かと思いがちですが、実際のところ35℃近くまで
気温が上がると飲む気力が失せて、早く家に帰ってシャワーを浴びたい
という気持ちになるそうです。
実際に、問屋さんに尋ねてみると気温がうなぎ昇りになった時期から
飲食店の消費量が落ちたとこぼしていました。
ビールは暑すぎてもダメな代表例かもしれません。
ところで暑いといえば、この夏、もう一つ熱く盛りあがった業界があります。
自動車業界です。
TVでは、各メーカーがこぞってエコカー補助金のCMで花盛りです。
このCM効果の影響か、はたまた、補助金が9月で終わりとなるためか、
お盆休みを返上で各ディーラーは受注合戦を繰り広げています。
その結果、8月の登録台数は対前年比の約150%という
驚くべき数字を打ち出しました。
「二八商売」という訳ではありませんが、帰省時期の8月は
販売が伸びる月ではありません。
その意味では驚異的な需要の前倒しです。
補助金も9月の末を待たずに終了しそうな勢いなので、
正直、その後が心配です。
夏の終わりと共に景気が冷え込まないことを願うばかりです。
先週は“導流帯”についてお伝えしたところ、
えっ?そうなの!?とビックリしたと意見を多く頂きました。
そこで、今週は、事故の本質について迫ってみます。
それでは明日をお楽しみに!
Vol.39-1 end
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