新米の季節ですが… | 週末安全運転ワンポイントアドバイス

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「安全運転のすすめ」

新米の季節ですが… 2010/11/05

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 週末安全運転ワンポイントアドバイス
 
 「安全運転のすすめ」
                     Vol.46-1 2010/11/05
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~ 新米の季節ですが… ~

今年は夏が長かったせいか、秋が短く感じられます。

気象庁の予報では12月は寒さが厳しいようです。

夏は酷暑でバテバテだったのに、冬は芯から底冷えとは…
泣きっ面にさらに追い討ちをかけられるようなものです。

何しろ、相手が自然では、私達はただ従うだけしか成す術がありません。

更にこれに関係して、とても気になる発表がありました。

農林水産省から、平成22年度の水稲の作柄に関する速報の発表がありました。

全体的な作柄で見た場合、9月30日現在の水稲うるち玄米における
“1等米”の比率が64.4%とのことです。

“1等米”は普段私たちが購入して食べているお米です。

ちなみに、平成21年が同期で88.0%、平成21年が77.5%でした。

この数字と比べるといかに今年の作柄が悪いかが伺えます。

問題は、この作柄の悪さの原因が何であるかです。

次の表をご覧下さい。

2等以下格付け理由
表:2等以下格付理由

格付理由の中で最も比率の高い、「心白」及び「腹白」は米粒の見た目から
判断されるもので、具体的には米粒に白濁が見られるものを指しています。

この「心白」及び「腹白」の原因は、今年の春先までの日照不足と酷暑による
異常な高温が生育に影響を与えたものです。

これが地球温暖化の影響であるとすれば、来年以降も似たような状況が
続くと考えられます。

次の表は各県ごとの作柄を示したものです。

表:各県作柄(PDF)

ご覧頂いた資料の中で、驚くべきことに香川県の1等米の比率は僅か3.2%です。

神奈川県が8.6%、10%台が福岡県、岐阜県、高知県と続き、
なんと米どころの新潟県が19.7%です。

当然、1等米と2等枚では買い上げ価格が異なり、
生産農家の収入にも響いてきます。

近い将来、地球温暖化の影響で、日本において均一的に1等米が
生産できなくなる恐れがあるとするならば、国は将来を見据えた
食料自給計画と農政の抜本的な見直しをする必要があるのではないでしょうか?

今週は、交通事故の原因とドライバーの関係についてお伝えします。

それでは明日をお楽しみに!

                       Vol.46-1 end

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