「雪道での事故」
アクセルとブレーキ 2010/11/12
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週末安全運転ワンポイントアドバイス
「雪道での事故」
Vol.47-1 2010/11/12
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~ アクセルとブレーキ ~
今週は最近の報道で気になることがありましたので、
まずこの件からお付き合いください。
それは、「高齢ドライバーによるブレーキとアクセルの踏み間違え事故」です。
もちろん、いずれの事故もオートマチック車によるものです。
この事故の原因には諸説がありますが、正論としては、
アクセル操作とブレーキ操作が同じ“踏む”という動作であることにより
混同してしまい誤操作が起こるという考え方です。
微妙なアクセル操作と、踏み込むブレーキ操作を同じ右足で
操作しています。
“認知・判断”が正常に行われている時は問題ありません。
咄嗟の事態に遭遇した時に果たして正しい踏み分けが出きるか?が焦点です。
この説を基に民間企業では、事故を未然に防ぐ方法として、
アクセル操作を“踏み込む”という動作から、全く違った動作に
変えてしまうことで事故は防げると考えています。
具体的には、足首を右に傾けることでアクセル操作を行うというものです。
ブレーキ操作とは根本的に動作が違うため、
ブレーキとの混同は起こらないというものです。
また別の企業では、アクセルに急ブレーキのような一定以上の力が
かかるとエンジンが停止するというシステムを開発しています。
オートマチック車が普及する以前は、マニュアル車が当たり前でしたが、
この当時から右足の分担はアクセル&ブレーキと変わっていません。
マニュアル車は確かに、ギア操作時にクラッチを切るために左足を使わ
なければならないという違いがあります。
操作が簡単なオートマ車だから踏み間違い事故が起こるのではなく、
確実な操作を行えば、防げる事故が多いのではないかと思います。
停車からの発進時であれば、ギアが確実にDポジションに入ったことを
確認するといった基本に忠実な動作を行っていれば
確実に防げる類のものではないでしょうか?
多く場合、操作の途中で、携帯電話や物を落とすなどして別のことに
気をとられたり…といったことが副因となり意図した動作と
違った動きになった時、パニックに陥ったものと推測されます。
但し、バックする際に体を左にひねって目視をしながらバックする場合には、
アクセルだと思った位置が体をひねることにより、ブレーキの位置に
なってしまう場合がありますので注意が必要です。
北国からは雪の便りが届きました。
今年は比較的寒い冬になりそうな予感がします。
ちょっと気が早いと思われてしまうかもしれませんが、
準備は早めにしましょう!ということで、今週は雪道特集をお伝えします。
それでは明日をお楽しみに!
Vol.47-1 end
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